参考文献)都市空間の公園と舗装-筑波研究学園都市の公園- 石田勝大氏(当時住宅・都市整備公団)

石畳を設計施工した当時の日本住宅公団(のちに住宅・都市整備公団、現在はUR都市再生機構)に所属していた石田勝大氏が技術面をまとめられた資料をご紹介します。
つくばの公園と周辺を直接的に設計された担当者だったと思われます。今回の石畳破壊に関連して、注目すべき点がありました。それは、設計意図として洞峰公園と赤塚公園は1キロの歩道で結び一体的総合公園を目指したとあります。このため、ここから、洞峰と赤塚間のつくば公園通りは、目的別に考慮した結果、幹線としてのアスファルト路と、公園間を結ぶ歩道としての石畳路の2路の設計となっていたことがわかります。
また、御影切石舗装の断面構成が図示されていますが、丁寧な下地施工(100ミリの御影石の下に、3層280ミリの下地)であったことがわかります。おかげで30年以上たっても多少のほころびで済んでいたことがわかります。
石畳の技術的な背景に興味のある方は、ぜひご覧ください。

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